米PGAツアーが運営する「PGA TOUR Champions(PGAツアー・チャンピオンズ)」。50歳以上のシニアゴルファーが対象のツアーで、2017年は年間27試合が組まれています。そんなアメリカPGAツアーチャンピオンズの公式試合の1試合『JAPAN AIRLINES チャンピオンシップ』が初めて日本で開催されます。トム・ワトソン、ジョン・デイリー、コリン・モンゴメリーなどゴルフ界のレジェンドが参戦する大会が今週末いよいよ開催を迎えます!
JAPAN AIRLINES チャンピオンシップ 大会概要
(出典:https://japanairlineschampionship.com)
大会名称:JAPAN AIRLINES Championship(JAL選手権)
タイトルスポンサー:日本航空株式会社
後援:公益社団法人日本プロゴルフ協会
▼開催日程
9月5日(火):指定練習日
9月6日(水):プロアマトーナメント
9月7日(木):プロアマトーナメント
9月8日(金)~10日(日):大会本戦
※指定練習日とプロアマ戦は非公開のため観戦できません。9/8~10のみ観戦可能。
開催コース:成田ゴルフ倶楽部
(出典:GDO)
競技方法:54ホールズ ストロークプレー
出場人数:68名(60名+最大8名までの招待選手)
賞金:総額250万ドル
あらゆるプロスポーツの中で最もファンとの距離が近いとじふしてるという米チャンピオンズツアー。
日本の場合、指定練習日やプロアマ戦を公開にしてファンと接する機会を作ったりしますが、逆にクローズ。ということは大会本戦の最中でもサインなんかも貰えるのでしょうか?アメリカPGAツアーではスマホによる写真撮影や動画撮影が解禁されましたが、日本開催の場合は適用されるのか?されないのか?気になりますが、公式サイトには掲載されていませんでした。
大会運営に確認してみたところ、
『コース内でのカメラ、ビデオ等の使用や撮影は固くお断りしております。ご了承くださいませ。』
との回答をいただきました。
残念ですが、仕方ありません。運営に支障をきたさないよう、観戦マナーはしっかり守りましょうね!
JAPAN AIRLINES チャンピオンシップ 参加選手
総勢68名が参戦する「JAPAN AIRLINES チャンピオンシップ」。大会の目玉となる注目選手を何人かピックアップ。
全英5勝、マスターズ2勝、全米オープン1勝、メジャー通算8勝を挙げるレジェンド。(全米プロのみ未勝利)1988年に世界ゴルフ殿堂入りを果たす。
有名海外選手を招待するダンロップフェニックス・トーナメント(宮崎)が開催される「フェニックスカントリークラブ」の隣には、トム・ワトソンの名を冠した「トム・ワトソンゴルフコース」があります。
全米プロ、全英オープンを各1勝、メジャー2勝を挙げた人気ゴルファー。
豪快なドライバーショットは全盛期のタイガー・ウッズを凌ぎ、プロゴルフ界屈指の「飛ばし屋」としても有名。
自由奔放で型破りなキャラクター、派手な服装で常に注目を集め、今なお高い人気を誇っています。
アメリカPGAツアーやメジャー大会では優勝することはできませんでしたが、欧州ツアーで31勝を挙げたレジェンド。
2013年に世界ゴルフ殿堂入りを果たし、2014年米チャンピオンズツアーでアメリカ開催ツアー初勝利を挙げました。(米チャンピオンズツアー3勝、ヨーロピアンシニアツアー5勝)
日本でのプレー回数も多く、最近では2004年の「カシオワールドオープン」、2005年「ダンロップフェニックストーナメント」などにも出場しています。
マスターズ、全英オープンを同一年に優勝、メジャー通算2勝を挙げ、2015年に世界ゴルフ殿堂入りしたプロゴルファー。
日本ゴルフツアーでは、1985年「フジサンケイクラシック」、1992年「東海クラシック」で優勝。
タイガー・ウッズの親友としても有名です。
1987年のマスターズチャンピオン。
PGAツアーはメジャー1勝を含む4勝ですが、日本ゴルフツアーには何度か招待され、1988年「カシオワールドオープン」で優勝、「ダンロップフェニックストーナメント」では1989年と1990年で連覇を果たすなど活躍。
日本シニアからも、中嶋常幸・倉本昌弘・尾崎直道らが出場。凄い顔ぶれです!
成田ゴルフ倶楽部
記念すべき大会に選ばれたのは千葉の名門ゴルフ場「成田ゴルフ倶楽部」。1988年にオープンしたプライベートクラブで、2010年にアコーデイア・ゴルフの傘下に。
全世界3万3000場を超えるゴルフ場の中から「ロレックス世界トップ1000ゴルフコース」に選出されるなど、世界が認める超一流ゴルフ場です。
▼ クラブハウス外観
▼ シグネチャーホール(18番ホール)
(出典:http://www.narita-gc.jp)
住所:千葉県成田市大室127
TEL:0476-36-0111
開場日:昭和63年11月03日
休場日:1月1日
コース設計者:川田 太三
ラウンドスタイル:全組キャディ付き
歴史的な大会となる今大会のタイトルスポンサーに名乗りを上げた日本航空株式会社(JAL)。ついこの間まで経営破綻だなんだと騒いでいたと思ったのですが、2012年には奇跡的なV字回復を果たしたそうです。北米地域との繋がりの強化、ブランド力向上が目的だそうで、選手はもちろん、キャディー、その家族を含めた関係者のためにチャーター機を用意。最上のサービスを体験してもらいアメリカはもちろん、世界へ情報を発信してもらうことも狙っているそうです。即効性はないでしょうが、今後も日本で米チャンピオンズツアーを開催し続けることで効果が発揮されそうです。
日本のファンにとっても世界のゴルフに接するいい機会ですし、来年以降も是非続けていってもらいたいものです!