2018年6月17日放送の「ジャンクSPORTS」。“石川遼率いる男子ゴルフSP”の1コーナー『逆打ちドラコン選手権』面白かったです。
逆打ちドラコン選手権
普段「右打ち」のプロゴルファーが逆打ちの「左打ち」で、ドライバーショットがどれだけ飛ぶのか?一番飛ばす選手は?
飛距離の測定はプロ御用達の「トラックマン」の最新機器。元々はアメリカで軍事用に開発されたもので、スイングやボールの軌道、ボール回転数までリアルタイムで解析。
●CLUB SPEED(クラブスピード)(m/s):インパクト直後にクラブヘッドが移動している速度。いわゆるヘッドスピード。ドライバーで1m早く振ることができると、7~8ヤード飛距離が伸びる可能性があるそうです。
●ATTACK ANGLE(アタック・アングル):クラブの入るアングル。ダウンブロー、アップブローの度合いを示す数値。ダウンブローはマイナス、アップブローはプラス。
●BALL SPEED(ボールスピード)(m/s):インパクト直後のボールの速度。クラブスピードがゴルファーの最大飛距離の可能性を示す数値なのに対し、ボールスピードは実際のキャリー数値を決める。ドライバーの場合、ボールスピードが0.4m/s速くなれば飛距離は2ヤード程上昇。
●SPIN RATE(スピン・レート):いわゆる「スピン量」。インパクト直後に発生するボールの回転数(毎分)でショットの高さと飛距離に大きく影響。
●SMASH FACTOR(スマッシュ・ファクター):ボールスピード÷クラブスピード。どれほどクラブヘッドからボールにエネルギーが伝わったかを示す数値で、ドライバーの場合は1.50が理想。
アメリカのPGAツアーでも採用されている精密機器で、厳密に飛距離を測定した驚きの結果がこちら。
薗田 峻輔
(出典:GDO)
プロ10年目の28歳。
石川遼の高校の先輩で選手会副会長を務める。
ドライバーの平均飛距離は「290ヤード」。
(1)右打ちでの測定結果
平均飛距離を大きく下回る「268.3ヤード」。緊張か?
●TOTAL:268.3
●CLUB SPEED:48.8
●ATTACK ANGLE:3.5
●BALL SPEED:71.0
●SPIN RATE:2690
●SMASH FACTOR:1.45
(2)逆打ち(左打ち)での測定結果
逆打ちとは思えないスイングだがやはり力強さは感じず、飛距離も200ヤードを下回る「196.3ヤード」。
●TOTAL:196.3
●CLUB SPEED:44.9
●ATTACK ANGLE:0.9
●BALL SPEED:60.9
●SPIN RATE:4560
●SMASH FACTOR:1.36
稲森 佑貴
(出典:GDO)
プロ8年目の23歳。
2015年から3年連続フェアウェイキープ率1位。
ドライバーの平均飛距離は「274ヤード」。
(1)右打ちでの測定結果
自身の平均を50ヤードも下回る「228ヤード」!これはプロとしてちょっと恥ずかしい(^^;
●TOTAL:228.0
●CLUB SPEED:45.6
●ATTACK ANGLE:2.6
●BALL SPEED:65.5
●SPIN RATE:3530
●SMASH FACTOR:1.44
(2)逆打ち(左打ち)での測定結果
右打ちグリップのまま、右に振ってから振り子のように戻すという凄い?テクニックを披露。完全な引っ掛けショットで飛距離も伸びず「128ヤード」と散々(^^;
●TOTAL:127.7
●CLUB SPEED:36.9
●ATTACK ANGLE:計測できず
●BALL SPEED:40.9
●SPIN RATE:2470
●SMASH FACTOR:1.11
星野プロの逆打ち(左打ち)に30ヤードも負けてしまったことで、「リベンジ」を申し入れ!
2回目はビックリするくらいのフルスイング!!
結果は…「265ヤード」!
星野プロの左打ちは上回ったが、フルスイングの割にびみょうな結果(^^; でもまぁ、リベンジには一応成功。おめでとうございます(^^♪
小鯛 竜也
(出典:GDO)
プロ12年目の28歳。
2017年、プロ11年目で初勝利した苦労人。
ドライバーの平均飛距離は「290ヤード」。
(1)右打ちでの測定結果
自身の平均飛距離から50ヤードほど下回る「244ヤード」。みんな緊張に弱いのかな?
トラックマンの詳細データは公開されず。
(2)逆打ち(左打ち)での測定結果
少しつかまり過ぎたが、結果は「228.6ヤード」と、薗田プロを抜き暫定1位に!
本人曰く「今年一番が出た」(笑)。
●TOTAL:228.6
●CLUB SPEED:41.6
●ATTACK ANGLE:-2.8
●BALL SPEED:59.1
●SPIN RATE:3140
●SMASH FACTOR:1.42
深堀 圭一郎
(出典:GDO)
プロ27年目の49歳。
石川遼を支える選手会副会長で、通算8勝のベテラン選手。
ドライバーの平均飛距離は「276ヤード」。
(1)右打ちでの測定結果
レジェンドらしくゆったりと落ち着いたスイングで「256ヤード」。
トラックマンの詳細データは公開されず。
(2)逆打ち(左打ち)での測定結果
本人も納得の左打ちショット、飛距離は伸びず「180ヤード」
左打ちもトラックマンの詳細データは公開されず。扱い雑だろ!(^^;
時松 隆光
(出典:GDO)
プロ7年目の24歳。
本名は「時松源蔵」、愛称は「ゲンちゃん」。放送日現在、現在賞金ランキング1位。
ドライバーの平均飛距離は「276ヤード」。
(1)右打ちでの測定結果
綺麗なフェードボールで飛距離は「280ヤード」とまずまず。
トラックマンの詳細データは公開されず。
(2)逆打ち(左打ち)での測定結果
右打ちのゆっくりしたバックスイングと違い、左打ちのバックスイングはちょっと速目。飛距離は伸びず「184.2ヤード」。
●TOTAL:184.2
●CLUB SPEED:39.8
●ATTACK ANGLE:-4.7
●BALL SPEED:57.4
●SPIN RATE:1910
●SMASH FACTOR:1.44
今平 周吾
(出典:GDO)
プロ8年目の25歳。
2017年の獲得賞金は1億円を突破。ジャンクスポーツで開催された「バンカー高跳び選手権」で優勝。
ドライバーの平均飛距離は「286ヤード」。
(1)右打ちでの測定結果
高い弾道のドライバーショット。飛距離は「289ヤード」とまずまず。
トラックマンの詳細データは公開されず。
(2)逆打ち(左打ち)での測定結果
本人も納得の左打ちショットで、飛距離は200ヤード越えの「202.7ヤード」とまずまず。
●TOTAL:202.7
●CLUB SPEED:38.6
●ATTACK ANGLE:-7.6
●BALL SPEED:55.2
●SPIN RATE:3840
●SMASH FACTOR:1.43
星野 陸也
(出典:GDO)
プロ3年目の22歳。
今回の選手の中で飛距離ナンバー1。2018年の全米オープンにも出場し、飛距離負けはしなかった。
ドライバーの平均飛距離は「295ヤード」。
(1)右打ちでの測定結果
少しつかまり過ぎたが、さすが若手No.1と言われる飛ばし屋。飛距離は圧巻の「313ヤード」。
●TOTAL:313.3
●CLUB SPEED:52.3
●ATTACK ANGLE:0.1
●BALL SPEED:77.3
●SPIN RATE:2210
●SMASH FACTOR:1.48
(2)逆打ち(左打ち)での測定結果
逆打ちとは思えない豪快なスイング。飛距離は暫定1位の小鯛プロを約25ヤードも上回る「253ヤード」。暫定1位に!
●TOTAL:253.0
●CLUB SPEED:44.7
●ATTACK ANGLE:-6.3
●BALL SPEED:64.7
●SPIN RATE:2380
●SMASH FACTOR:1.45
星野陸也の「天然エピソード」が面白かった。
女将から「ひと煮立ちしてから食べてください」と言われた際、星野プロが放った一言。
『なんで人にタッチしてから食べないといけないんですか?』
石川 遼
(出典:GDO)
プロ11年目の26歳。
男子ゴルフ最年少選手会長。通算14勝を誇る日本のトッププロ。
ドライバーの平均飛距離は「295ヤード」。
最後は石川遼プロが挑戦!
(1)右打ちでの測定結果
相変わらず綺麗なスイング。真っすぐ飛び出し、ややドロー目に飛んだボールの飛距離は「259ヤード」。あれ??
稲森プロ(右打ち2回目)より飛距離が下回るという、まさかの結果に会場はザワザワ。
≫≫ 石川遼スイング動画
●TOTAL:259.4
●CLUB SPEED:49.2
●ATTACK ANGLE:1.4
●BALL SPEED:70.3
●SPIN RATE:3840
●SMASH FACTOR:1.43
(2)逆打ち(左打ち)での測定結果
鏡に映したかのような、右打ちと寸分違わない完璧なスイング。
本人の手応えも良く、結果はなんと「253.7ヤード」。星野プロより「0.7ヤード」上回る記録で、優勝!!
●TOTAL:253.7
●CURRY:207.7
●CLUB SPEED:43.9
●ATTACK ANGLE:-3.9
●BALL SPEED:65.1
●SPIN RATE:2040
優勝はしたものの、右と左で飛距離がほとんど変わらないことに納得のいかない石川プロがリベンジを申し入れ。
泣きの2回目…結果は300ヤード越えの「300.6ヤード」!星野プロには及ばないものの堂々の2位!
●TOTAL:300.6
●CURRY:286.3
●CLUB SPEED:51.2
●ATTACK ANGLE:2.6
●BALL SPEED:76.4
●SPIN RATE:3150
最終結果
「逆打ち選手権」最終結果はこちら。
順位 | 選手名 | 逆打ち飛距離 |
優勝 | 石川 遼 | 253.7ヤード |
2位 | 星野 陸也 | 253.0ヤード |
3位 | 小鯛 竜也 | 228.6ヤード |
4位 | 今平 周吾 | 202.7ヤード |
5位 | 薗田 峻輔 | 196.3ヤード |
6位 | 時松 隆光 | 184.2ヤード |
7位 | 深堀 圭一郎 | 180ヤード |
8位 | 稲森 佑貴 | 127.7ヤード |
石川遼選手の逆打ち、本当に凄かった。
スイングもほぼ完成されているし、今すぐにでも試合で使えるレベル。
でもそこは真面目な遼君、試合で使えるようにしっかり練習するんだとか。
ジャンクSPORTS(スポーツ)
毎週 日曜 19:00~19:57
▽出演者
【MC】浜田雅功(ダウンタウン)
【進行】永島優美(フジテレビアナウンサー)
【出演プロゴルファー】石川遼、深堀圭一郎、薗田峻輔、小鯛竜也、時松隆光(通称「ゲンチャン」)、稲森佑貴、今平周吾、星野陸也